GDの通過率を2倍に上げるために意識すること

企業側のGD面接を行う意味
ESを提出し、その後Webテストをくぐり抜けた先に待っているのが、面接になります。
この面接は、集団面接・個人面接・GD面接があります。
企業がGD面接・GD選考を実施する理由は主に3点あります。
1点目は、コミュニケーションスキルを確かめるためです。
ここが最も重視されるポイントといってもいいでしょう。
「相手の話を傾聴する能力」
「自分の意見を言語化する能力」
「論点をまとめあげる能力」
「話を引っ張る統率力」
などコミュニケーション能力には様々あります。
企業によってはコミュニケーション能力の中でも採点項目が分かれていたりしますが、基本はそこまで細かく見ていません。
一番手っ取り早く高得点を狙うならば、「笑顔」です。
笑顔であれば、周りの雰囲気がよくなって笑顔で周囲を和ませた方にポイントが入るイメージです。
2点目は、構造把握能力、論理的思考能力を確かめるためです。
出されたお題に対し、本質をついた発言ができているか、また発言に説得力があり、矛盾がないかどうかなどが見られています。
闇雲に発言するのではなく、議論を活性化させる発言、また議論の質を深められる発言をすると良いです。
構造把握能力に関しては、議題に対し、視野が狭くなっていないか、ターゲットが別にいるのではないかと議題を広く観察する力が備わっていれば大丈夫です。
論理的思考能力に関しては、「結論ファースト」と「なぜ」という観点を重点的に抑えれば高得点が取れます。
3点目は、柔軟性を確かめるためです。
柔軟性というのは、意見を様々な角度から発言する能力や、議論が思わぬ方向に進んでいる時に思い切って5分前の議論に戻すなど、そのような柔軟性です。
言い換えると客観視や俯瞰して物事が見れるかどうかというポイントも近しいです。
GDを慣れていけばこの辺も掴んでいけると思うので、ベンチャー企業などの本命以外の企業で練習する方法や、友人を誘ってやってみるなどするといいと思います。
加点項目
加点項目ですが、基本的には定量的な要素と定性的な要素で分けられます。
定量的な要素とは、主に「発言の量」で測られます。
定性的な要素とは、主に「発言の質」「態度・姿勢」です。
論理的思考能力などは全て「発言の質」という項目に当てはまるわけです。
一体どれくらいの割合で評価されているのかが気になると思います。
結論は、企業によるということです。
例えば、営業系の会社であれば、比較的、コミュニケーション能力が求められてくるため、発言の量や議論へのコミットメント、いわゆる態度や姿勢を見られます。
反対に、コンサル業界であれば、圧倒的に発言の質を求められます。
したがって、全てで平均である人よりもどこかしら尖っている人がGDでは通過しやすいです。
平均であれば他の学生と同じであるため、印象に残らないという結果になってしまいます。
どのようにして高得点を狙っていけば良いのかを順を追って説明します。
議題の結論の評価項目は様々あります。
・実現可能性
・インパクト
・既存のアイデアか新規かetc
企業からあらかじめ言われることもありますが基本は言われないです。
したがってその企業がどの観点を見ていそうかを考えましょう。
GDの進め方
GDの進め方や概要を知っていなければ、GDで取り残されてしまいます。
手順ごとで解説しますので、頭に残しておきましょう。
手順1:(アイスブレイク)
手順2:役割決め(ファシリテーター・書記・タイムキーパー)
手順3:時間配分
手順4:議題の前提確認・定義付け
手順5:ボトルネック・課題の特定
手順6:アイデア出し
手順7:最終評価
私の経験上このように進んでいくGDが多かったです。
手順1と2は以下でも述べるようにします。
3の時間配分に関しては、周囲とのすり合わせでもあるので様子を見ながらいくといいでしょう。
手順3について
個人的には、合計15分だと仮定すると、
前提確認・定義付け→2分
ボトルネック・課題の特定→5分
アイデア出し→4分
最終評価→3分
合計14分といったようにして進めるといいと思います。
手順4について
一番アピールできるポイントは手順6のアイデア出しや手順5のボトルネック特定だと感じる方が多いと思いますが、私は手順4の前提確認や定義付けの部分で優秀な学生の印象をつけられると思います。
その理由は、議論の序盤の意見出しだからです。
議論の始めで前提確認をするため、ここで他の学生ではない視点から物事を言えると評価が高くなります。
そして前提確認の部分で、「なぜそもそもこの議論をしているのだろうか」とゴールを確認することは他の学生はあまりやらないのでオススメです。
手順5について
*手順5のボトルネックというのは以下のことです。
ビジネスにおけるボトルネックは「全体の作業工程の中で、最も良くない影響を与えてしまっている箇所」を指します。
(インターネット参照)
噛み砕いて言うと、最優先に直すべき課題というところでしょうか。
このボトルネック特定では、最初にすぐ本質的な解を出そうとせず、様々な角度から課題を抽出してあげる必要があります。
したがって、ボトルネック特定する前に、しっかりと今回の議題の課題を網羅的に挙げることをオススメします。
では、網羅的に挙げるにはどのようにしたら良いでしょうか。
私は、要素分解することでかなり網羅的に意見が出せると思います。
例えば、『日本でEV車を普及させるためには』という議題がありました。
ボトルネック特定の際には、普及できていない理由、いわゆる課題を考えるわけですが、立場で要素分解すると、
政府、生産者(ディーラー・メーカー・下請けなど)、消費者などに分けられます。ここからどんどん派生させていくようにするとかなり本質的な議論が展開できます。
ここでターゲットも明確にできるとベストです。
手順6について
アイデア出しに関してですが、ボトルネック特定したのち、一番インパクトのある意見を言えるといいです。
このアイデア出しでは様々な評価がなされますが、より多くの意見を出す必要があるため、おかしいような意見があったとしてもどんどん出すようにしましょう。
手順7について
最終評価ですが、出された意見を評価軸を定めてどの案が一番良いか話し合う場面です。
このとき余裕があればマトリクス表で比較できるようにするといいですが、通常のGDだと厳しいでしょう。
したがって、外部環境のトレンドなどを踏まえた上で評価軸を作るといいでしょう。
GDでは立ち回りを意識しよう!
今回のタイトルにもあるように、GDでは立ち回りを意識したほうがいいです。ファシリテーターに向いている人であれば立候補すれば良いです。
書記やタイムキーパーも同様です。
私はどれの役も苦手だったため、役割なしで進めました。
基本的には役割を持たなくともGDは十分突破できます。
そしてどの役になったとしても協調性は必ず意識してください。
ごく稀に、「その意見おかしいと思います」と言った否定する人がいますが、このように直接的な言い方はやめましょう。
「なるほど、ありがとうございます。私は〇〇と思ったのですがどうですか」
と言ったような肯定するようにしましょう。
一つ一つの言葉遣いも特に大手であればあるほど見られています。気をつけましょう。
結局どの役割がいいの?役割別の立ち回り
最後にどの役割がいいのか、役割別の動き方について解説します。
ファシリテーター
ファシリテーターは、普段から慣れている方であればいいでしょう。しかしながら慣れていないと高評価は厳しいです。むしろ評価が下がる危険性があります。常に俯瞰的になり議論を回し続けなければなりません。
決断力や推進力がある方がベストです。
書記
ただ議事録を取るだけの書記であれば評価はつきません。所々でまとめあげ、意見を言うことが大事になります。
書記であれば、
「〇〇さんの意見ですと、△のような観点もありここを詰めるといいですね」などと発言できると非常に高得点になります。
タイムキーパー
時間を計り今何分ですと発言するだけのタイムキーパーであれば、評価が下がる危険性があります。議論を客観視し、
「今この時点で時間が〇〇分遅れているため、先程の論点で話を進めていくのはいかがでしょうか」などと発言をできると高得点になります。
しかしながらこの発言も諸刃の剣だと思いましょう。
その理由は、ボトルネックを見過ごす可能性もあり、タイムキーパーの発言によって本質的な議論から逸れてしまう危険性があります。
その他の役割(通称アイデアマン)
多くの人がここに属すると思います。
常に笑顔でチームを元気付ける人やロジカルな意見で議論を活性化させる人など様々な人がいます。
私は、7割のGDでアイデアマンとして参加しました。そこで私の立ち回りを紹介します。
私は手順4になると、よく発言するようになりますが、序盤でコミュニケーションを取りながらいかなければ話す人が固定化する現象が起こります。
したがって、意見は周囲に合わせつつも相槌は大袈裟にしたりするといいでしょう。
手順4に関しては、「なぜこの議題なのか」「企業からすると売上に繋げたい話なのか」というような本質的な意見を出すようにします。
手順5に関しては、要素分解するコツを知っているため、様々な角度から意見を発信しましょう。
手順6に関しても同様です。
手順7に関しては、「ビジネス視点」で評価を促すようにしましょう。実現可能性などを考えて評価すると評価が得られやすいです。
結論
得意不得意で立ち回りを変えましょう。
タイピングが得意で、意見を言えるのであれば書記がいいです。
タイムキーパーとファシリテーターは危険です。かなり慣れていないと難しいでしょう。
一番無難なのはアイデアマンです。
しかしながら誰も立候補がいない場合は、積極的に名乗り出て協調性を示しましょう。


